NTT東日本は、Inter BEE会場でBフレッツとMegaLive回線を使用して配信した映像を比較できるデモを行なっていた。渋谷に設置したカメラからの映像をリアルタイムで転送、会場では2/6/80Mbpsの映像が映し出されており、MegaLiveのきれいさが際立っていたものの、Bフレッツでも十分な品質が確保できていた。

　渋谷で撮影した画像は、その場でMPEGへのエンコーディングが施され、MegaLiveと呼ばれる80Mbpsの回線で幕張に転送されたもの。あわせて、Bフレッツでの映像品質を実証するために、帯域を2Mbpsと6Mbpsに下げたものをフレッツで使用している地域IP網に転送し、これを表示していた。

　NTT東日本のブースには、MegaLive回線を使用したハイビジョンクオリティの映像と、Bフレッツで転送されたMPEG-2 6Mbpsでの映像、同じくBフレッツによるMPEG-4 2Mbpsの映像が3台のディスプレイで比較できるようになっている。

　下の3枚の写真が、それぞれのディスプレイを撮影したもの。クリックすると拡大表示される。MPEG-2 6Mbpsの画像は、MegaLiveの画像と比較してやや暗いものの、解像度などは十分に見られるレベル。今回の展示では大画面のTVを使用していたためか、MPEG-4 2Mbpsではホワイトでつぶれてしまう部分や解像度の粗さが目立っていた。

MegaLive映像

MPEG-2 6Mbps

MPEG-4 2Mbps

□関連記事「NTT東日本、Bフレッツを想定した高品質映像の配信実験」
http://www0.watch.impress.co.jp/news/2001/11/13/ntt.htm

（笠井 康伸）
2001/11/14 22:10