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【 2009/12/25 】 【 2009/12/24 】 |
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| イー・アクセス、収容局でのADSL関連工事に関する意見書を提出 |
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イー・アクセスは、NTTが総務省に提出した収容局での回線接続工事に関する約款の変更案に対し意見書を提出した。意見書では、収容局内での通信機器の設置工事に関わる現状の問題点や疑問点の指摘とともに、ユーザーに対し迅速にADSL接続サービスを提供するための改善案などが示されている。 この意見書は、10月31日付で公告されたNTTの接続約款変更案に対するもの。NTTの変更案も収容局の利用効率を改善するためのものだったが、イー・アクセスの意見書では、より突っ込んだ内容となっている。 イー・アクセスなどの事業者がユーザーに対しADSL接続サービスを提供するためには、収容局側にDSLAMなどの通信機器を設置する必要がある。こういった機器を設置するためのスペースが公平に利用できるような仕組みになっていないという指摘である。 具体的には、設置スペースが一部の事業者により大量に予約されており、実際に使われていないにもかかわらず、空きスペースがないという理由でユーザーに対し接続サービスを提供できないケースが出ているという。 イー・アクセスの提案は、スペースの利用実態などの情報を開示するとともに、NTT東西と他事業者の公平性をチェックした上で総務省が調整を実施。各事業者からは需要予測にもとづく計画を提出させるとともに、設備の利用状況に応じて柔軟に対応できる体制にすべきだというもの。 加えてMDFや通信機器で使用する電源についても、NTT東西自身と他事業者が公平に扱われていることをチェックすべきだとしている。 なお、本件に関してNTTへコメントを求めたところ「意見書への公式なコメントは行なっていない」としながらも、一般論として予約でスペースだけを確保する状況は望ましくはない。こういった点は改善していく必要があるが、現時点では10月31日にNTTが提出した改善案がベストだと考えている、との返答だった。 □イー・アクセスの意見書（PDF）
（笠井 康伸） |
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