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ISIZE PC相談室、ADSL利用実態を調査

 リクルートが運営する「ISIZE PC相談室」では、ADSLユーザーの利用実態調査を行ない、結果を発表した。これによると、1日あたりの利用時間が1時間を超えるユーザー比率が90%以上なのに対して、ストリーミング配信の利用者は38.3%にとどまった。

 調査は8月29日から9月10日まで、ISIZE PC相談室会員のADSL利用者に対して実施され、1619名からの有効回答を得た。

 まず、現在利用するADSL回線事業者を選択した理由は、「サービスエリアが対応している」というのがもっとも多く、68.1%の回答者がそう答えた。そのためかサービスエリアが比較的広いフレッツ・ADSL利用者は、全回答者中63.0%におよび、NTT東日本および西日本の企業規模が如実に効果を発揮している。

 現在利用しているプロバイダでトップだったのは、同率で@niftyとぷらら。選択理由で「すでに契約しているプロバイダを変えたくない」と答えた人が53.6%、ついで「料金が安い」を選んだ人が31.8%という結果からも、会員数もしくは料金面で定評の高いプロバイダが選ばれている格好となった。

 1日あたりの平均利用時間は、「1時間未満」と回答した人は7.2%で、ほとんどのユーザーが毎日1時間以上接続している。もっとも多いのが「1時間以上3時間未満」のユーザーで37.4%。「5時間以上」と答えた人も25.0%いた。

 インターネットの利用目的に関して、複数回答で集計したところ、「メールやWebサイトの利用」が97.4%、「音楽やソフトのダウンロード」が52.1%、「ストリーミング放送の鑑賞」が38.3%だった。ISIZE PC相談室の分析では、ユーザーが常時定額接続性に十分な利用価値を見いだしているものの、高速通信能力を有効活用している人はまだ少ないと見ている。

 現在のプロパイダ料金面での満足度は、Yahoo!BBが高く、他は1段階低い数値だった。適当だと思う月額利用料金のアンケートでは、「3000円以上3500円未満」と答える人が最高の37.3%、その次には「2000円以上2500円未満」と答える人が多い。人数を合計すると、2000円以上3500円未満の回答をした人が67.7%と大多数だった。

 セキュリティ問題については、84.8%の回答者が「気になる」としたものの、なんらかの対策を施していると答えた人は54.3%にとどまり、意識と現実の間でギャップがあることがわかった。

 申し込みから開通までの日数は、イー・アクセス利用者の満足度がもっとも高く、30日以内に開通したユーザーの比率は77.8%。フレッツ・ADSL、アッカ・ネットワークスでもほぼ同等の数値だが、イー・アクセスでは10日以内の開通が比較的多いのが特徴になっている。

 サポート体制に関しては、アッカ・ネットワークス利用者が満点をつける比率が58.3%と非常に高いのに対して、Yahoo!BB利用者が最低点をつける比率が56.3%だったのが印象的だ。


□ISIZE ニュースリリース一覧
http://www.isize.com/press/
□ISIZE PC相談室
http://www.isize.com/pcsoudan/

森田 秀一
2001/11/22 18:28

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