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記者発表冒頭で挨拶するWOWOW吉岡社長 |
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配信デモの模様。Windows Media Playerで全画面表示した状態 |
WOWOWは、同社が保有するスポーツや音楽などの各種コンテンツを、実験的に有料でブロードバンド配信する。12月8日から協力するISP12社を通じてユーザーに提供される。各コンテンツの視聴料金は100円から1500円までを予定し、無料コンテンツも一部用意される。
今回の実験は2002年5月31日までの期間限定。本格サービス開始前に、コンテンツの編集方針、料金、著作権、プロモーション面などのデータを収集することが目的になっている。
配信される番組として、9月から行なわれているサッカーのUEFAチャンピオンズリーグ、ボクシングのタイトルマッチなどが予定され、来年1月中旬には全豪オープンテニスの模様を配信する。その他に「SOPHIA」と「花*花」のライブ、演芸番組などを提供し、コンテンツは実験期間中、順次増加させていく。
番組はすべてオンデマンド形式でストリーミング配信され、いつでも視聴が可能だ。どの番組もテレビでの本放映終了後に編集などを経て、オンライン上で視聴可能になる。なお、生放送もシステム上可能だが、権利面での調整が難しく、今回の実験では見送られた。
配信対象ユーザーは、実験に参加する各ISPの会員などで、ADSL、CATV、FTTHといった高速回線利用者。映像の再生にはRealPlayerもしくはWindows Media Playerを使う。配信帯域は500kbps、700kbps、1Mbpsの3種類が用意される。
今回の実験で、WOWOWはコンテンツの制作とエンコードまでを担当し、番組群「WOWOWチャンネル」として、各ISPに提供する。各ISPは自社の方式で配信や決済業務を行なうので、サイト構成などはそれぞれ異なる。
WOWOWでは、本業である有料衛星放送サービスで培ったコンテンツ制作力を、ブロードバンド分野でも活かしたい考えだ。
協力プロバイダ(50音順)
□ニュースリリース
http://www.wowow.jp/CGI/autoup/autoup_dsp.cgi/latest/j1/0000142
□WOWOW
http://www.wowow.co.jp/
(森田 秀一)
2001/11/27 19:38
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