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IEEE802.11aとIEEE802.11bのデュアルモードに対応したアクセスポイント |
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IEEE802.11a対応の無線LANカード |
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Intelは、最大54Mbpsでの通信が可能なIEEE802.11a規格に対応した無線LANアクセスポイントなど4製品を発表した。発売開始は2002年1月下旬から2月下旬で、PCカードタイプの無線LANカード「PRO/Wireless 5000 LAN カードバス・アダプタ」の希望小売価格は2万4800円。
IEEE802.11a対応製品としてラインナップされるのは、アクセスポイント「PRO/Wireless 5000 LANアクセス・ポイント」(希望小売価格9万9800円)、PCカードタイプの無線LANカード「カードバス・アダプタ」(2万4800円)、PCIカード「PCIアダプタ」(3万2800円)、アクセスポイント1台とPCカードが2枚セットになった「スタータ・キット」(9万9800円)の4製品。
アクセスポイント単体と、アクセスポイントとPCカード2枚がセットになったスタータ・キットは同じ希望小売価格が設定されている。もっとも実際は、仕切り値に差が付けられているもようでアクセスポイントのほうが若干安く販売されそうだ。その点を考慮してもスタータ・キットの値頃感が高いのは、IntelによればIEEE802.11aを早い時期に立ち上げるためにキャンペーン価格に近い設定を行なったためだという。
IEEE802.11a対応製品のラインナップ
製品名 | 希望小売価格 | 発売予定時期 |
PRO/Wireless 5000 LAN アクセス・ポイント | 99,800円 | 2002年1月下旬 |
PRO/Wireless 5000 LAN カードバス・アダプタ | 24,800円 | 2002年1月下旬 |
PRO/Wireless 5000 LAN PCIアダプタ | 32,800円 | 2002年2月下旬 |
PRO/Wireless 5000 LAN スタータ・キット | 99,800円 | 2002年1月下旬 |
アクセスポイントは、通信に2.4GHz帯の無線を使用するIEEE802.11bと、5GHz帯を使用するIEEE802.11aの両方に対応する。もっとも発売当初は、IEEE802.11aにしか対応しておらず、オプションのIEEE802.11b対応モジュールをアクセスポイントに装着することでデュアルバンド対応となる。
具体的には、アクセスポイントには無線モジュールを装着するためのmini PCIスロットが2つ用意されている。当初は、このうち1つにIEEE802.11a対応カードのみ装着された状態で出荷される。デュアル対応にするには、2002年第2四半期に発売を予定しているIEEE802.11b対応カードをアクセスポイントに装着すればよい。IEEE802.11b対応モジュールの価格などは現時点では未定だ。
無線による伝送速度は54/48/36/24/12/6Mbps。クライアントとのネゴシエーションにより、自動的に伝送速度を選択する。無線通信には、アセロス社のIEEE802.11a対応チップセットを使用しており、このチップセットは規格外ではあるものの72Mbpsでの通信が可能な「ターボモード」も備えている。Intelによれば、このアクセスポイントでターボモードも利用可能ではあるものの、規格外の通信となり、相互接続性などの点で問題になる可能性もあるため前面には出していないという。
□Intel
http://www.intel.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/11/28 16:05
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