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ヤフー、利用者アンケート結果を発表、急激に増加したADSL接続


 ヤフーは「第10回ウェッブ・ユーザー・アンケート」の結果を発表した。9月25日から15日間、Yahoo! JAPANのトップページから回答者を募ったもの。前回よりも1万2059件減ったものの3万5493件の有効回答が集まった。

 個々の結果を見ていくと女性利用者が前回から4.9ポイント増加し39.2%となった。年齢層で一番多いのは20代の39.0%。30代の割合が高まり前回よりも5.1ポイントアップの35.0%となった。既婚や子供の有無では、独身と既婚・子どもありの割合が高く、それぞれ52.9%、34.0%。前回の調査から変動はあまりない。

 居住地部では、全国を7つに分けたものと海外の8区分にわけているが、東京をのぞく関東の割合が高く25.2%となっている。こちらも前回調査から割合の変動は少ない。職業別では、働いている人が64.3%、働いていない人が35.7%となっている。特に変動のあるものは、主婦の11.5%で、前回よりも3.1%の増加を見せた。無職・自由業・フリーランスの比率が若干であるが増加しているのは世相を反映したものだろう。

 利用端末は複数回答のため、合計で100%を超えるが、多い順にデスクトップパソコン76.5%、ノートPCの37.5%と続く、携帯電話が前回より2.1ポイントアップの17.3%となっていて、インターネット端末として定番化している。このアンケートでは利用と保有をわけて集計してあるが、インターネット端末としてゲーム機を10.6%保有しているにもかかわらず、利用している端末としては0.6%と非常に低く、インターネットではほとんど活用されていない実態も見えた。

 自宅からのアクセス方法だが、前回、ADSLの利用者が0.5%だったのに対し、今回は15.7%と大幅に上昇している。前回調査の1月下旬から9月までの8カ月間に急激にADSLサービスが立ち上がったことが伺える。同様にCATVが2.2ポイントアップの16.1%、光ファイバが前回0.0%から0.4%に増加し、サービスが立ち上がろうとしいることがわかる。通信速度だが、1.5Mbps以上が22.0%にものぼっている半面、「わからない」と答える人の割合が29.2%もある。通信速度について、実はあまり気にしていない人が多いといえよう。

 常時接続のために利用時間も長くなる傾向があり、1日に3時間以上アクセスする人の割合が42.5%となっている。そのためか、インターネットショッピング経験者が79.2%と増えているだ。Webサイトを見る目的でも、「商品を購入、検索するため」が51.8%となっている。

 このほかに、ヤフーの分析も掲載されている。Yahoo!オークションの利用実態では、前回が主婦全体の33.8%が利用していたのに対し、今回は54.2%と大幅な増加をみせているという。また、ADSLやCATVによる常時接続でYahoo!オークションを利用している主婦は前回の18.3%に対して30.1%と増加している。ヤフー自身もYahoo!オークションの利用者の増加は常時接続環境の普及と分析している。

 アンケートの主要結果としては「インターネット利用者層の拡大」「利用端末はパソコンが中心」「進むブロードバンド化」「主婦の Yahoo!オークション 利用が拡大」が挙げられている。

「Yahoo! JAPAN 第10回ウェッブ・ユーザー・アンケート結果発表」
“アクセス方法”より


□ニュースリリース
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2001/1204_1.html
□Yahoo! JAPAN 第10回ウェッブ・ユーザー・アンケート結果発表
http://docs.yahoo.co.jp/info/research/wua/200109/
□Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/

正田拓也
2001/12/04 19:54

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