総務省は11月末時点でのDSL加入者数の速報値を公表した。これによると、西日本エリアの加入者数は50万9249件、東日本エリアは69万5315件となっており、トータルでは120万4564件となった。
内訳は西日本エリアでNTTが提供するものが24万6977件、NTT以外が26万2272件。東日本エリアでは、NTTが29万5555件、NTT以外が39万9760件となっている。10月からの増加数は28万2697件で、先月に続き高いペースを維持している。
今回の統計データで顕著になったのはNTTのシェアの低下だ。NTTは東西をあわせても全体の45%に過ぎず、これは10月と比較して約5ポイントの低下となる。とくに東日本エリアでのシェア低下が大きく、このエリアでNTTは42%を占めるにとどまった。
DSLが好調な伸びを続ける要因として、10月から11月にかけてアッカ・ネットワークスとイー・アクセスが開始した8Mサービスの好調さが挙げられる。両社ともに順調に加入者を増やしている模様だ。
DSL加入者数は、1月末の時点では1万6194件だった。これがわずか10カ月間で120万まで増えた。CATVインターネットの利用者数の速報値は出ていないものの、日本国内で使用されているブロードバンド回線としてADSLは最多の回線方式となったと思われる。
11月30日時点での加入者数
| NTT西日本エリア | NTT東日本エリア | 合計 |
NTT東西 | 246,977 | 295,555 | 542,532 |
NTT以外 | 262,272 | 399,760 | 662,032 |
合計 | 509,249 | 695,315 | 1,204,564 |
□関連記事「総務省、DSL加入者数を発表。10月は27万人もの大幅な増加、100万人は目前」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/09/dsl.htm
□総務省
http://www.soumu.go.jp/
(笠井 康伸)
2001/12/11 16:15
|