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情報家電コントローラ |
NTTコミュニケーションズは「IPv6アクセス網及び情報家電による実証実験」のひとつとして同社の開発した「情報家電コントローラ」をIPv6普及・高度化推進協議会を通してモニター募集する。同時に、「IPv6 VPNシステム」を開発したことも発表した。
情報家電コントローラはIPv6ネットワークに接続するもの。IPv6では、自由に使えるIPアドレスが多く、制御機器にもグローバルIPアドレスを振って外部コントロールが可能になる。制御方法は内蔵するWebサーバをアクセスすることで行なう。
インターフェース部分は自分で機器に接続するようになるが、接続には電子工作を伴うためはんだ付けや回路設計など電子工作の技術があることが申し込みの条件となっている。接続部分の回路は入出力ともフォトカプラを介したものとなっているため、電気的にネットワークと分離できる構造となっている。制御はON/OFFの制御が入出力それぞれ8チャネル分。
この機器は、「IPv6アクセス網及び情報家電による実証実験」の一環として、情報家電モニター事務局が実証実験モニターを募集する。機器の制御部分の構成の違いで、初心者用100台と経験者用300台が用意される。申し込みは「IPv6普及・高度化推進協議会 情報家電モニター募集」のページから行なう。
「IPv6 VPNシステム」はIPv6の標準仕様となるセキュリティ機能を利用したVPNシステム。なりすましや盗聴、データの改竄といった不正行為を防ぎ、簡単な設定を行なうだけで特定の相手や機器とのセキュア通信を可能とするもの。
利用者側機器のセキュリティの設定を遠隔操作で実施・管理するポリシーゲートウェイ装置と機器にインストールするソフトウェア、および秘密鍵と公開鍵を管理するサーバーなどで構成される。
□ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2001NEWS/0012/1214.html
□IPv6普及・高度化推進協議会 情報家電モニター募集
http://www.v6pc.jp/monitor/index.html
□NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
(正田拓也)
2001/12/14 22:18
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