松下電器産業は、VoIPを使用したピアツーピア型のインターネット電話の実証実験を2002年1月から3月までの予定で実施すると発表した。
実証実験は関西地区でCATV事業を展開している関西ケーブルネット(KCAN)傘下のCATV局6社とPanasonic hi-hoで行なう。KCANでは、今後、同社ユーザーを対象としたモニターを募る。モニターは、電話機を専用のアダプタを介してケーブルモデムに接続することでインターネット電話が利用できる。料金などは、実験期間中は無料だ。
KCAN傘下のCATV局6社は、大阪府の北部、中部地区を中心にサービスを提供。今後、各社のCATVネットワークはギガビットの光回線で接続する。実証実験では、6社間でも通話できる広域でのサービスを提供するという。
一方、hi-hoで実施するのは東京・大阪の拠点を数台のルーター経由で結ぶ実験。一般ユーザーからのモニター募集は行なわれない。なお、あわせてIPv6による実験も実施するという。
□松下電器産業
http://www.matsushita.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/12/14 16:40
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