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ハニカムワールドではPS2のほかにハードディスクユニットが必要。これはモニターには無償で貸与される |
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ソニーブロードバンドソリューション(SBSC)は、プレイステーション 2をIPv6ネットワークに接続し、IPv6ネットワークで配信される映画やアニメなどのコンテンツを視聴できるソフト「ハニカムワールド」を展示していた。現在、このソフトの実験モニターを募集しているという。
ハニカムワールドとは、IPv6ネットワーク上のサーバーから配信されるストリーミングコンテンツを視聴したり、ユーザー同士でチャットしたりできるソフトのこと。グラフィカルな仮想世界が構築されており、ユーザーはこの世界の住人(アバタ=分身)となって、仮想世界で提供されているコンテンツを視聴したり、ほかの住人とチャットを楽しんだりできる。
展示会場では、2台のPS2でチャットをしたり、アニメ映像を表示するといったデモを行なっていた。
ソフトも含めてシステム一式は一般には販売されておらず、12月21日までの期間限定で募集している実験モニターにのみ配布する。PS2を所有していることが条件で、このほかに必要なPS2用のハードディスクドライブユニット(イーサネットポート内蔵)やメモリカードなどは、モニター期間中は無償で貸与される。
モニターの応募単位は同じ住所の住人が複数(1人~4人)で申し込む「世帯応募」と、住所が異なる3人から6人で申し込む「団体応募」の2通りが用意されている。メンバの中にネットワーク関連のスキルを持っている人がいることが条件になっているほか、メンバ中にインターネットの初心者がいると応募者多数の場合は優先選考の対象になるという。応募は、同社のWebページより行なえる。
ネットワーク回線にはADSLなどの1Mbps以上のものが必要。利用できるISPは@niftyやBIGLOBE、OCNなど。ISP単位でモニターの募集人員(上限)が設定されている。モニター期間は2002年1月中旬から3月末日までの予定。
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仮想世界の映画館でコンテンツを視聴しながらチャットを行なう。コンテンツはIPv6ネットワークから配信されている |
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仮想ワールド(ハニカムワールド)の住人(アバタ=分身)になってIPv6ネットワークを体験 |
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□ハニカムワールドを利用した実験の概要(モニターへの応募ができる)
http://www.v6pc.jp/monitor/PS2.html
□対応ISP
http://www.v6pc.jp/monitor/introduction.html
□ソニーブロードバンドソリューション
http://www.sbsc.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/12/17 20:04
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