トレンドマイクロやシマンテックなどがウイルス「WORM_MYPARTY.A」に関する情報を公開している。このウイルスに感染したメールには、Yahoo!へのURLに見せかけた実行ファイル「www.myparty.yahoo.com」が添付されており、これを実行するとウイルスに感染してしまう。 
 ウイルスの名称は「WORM_MYPARTY.A」(トレンドマイクロ)、「W32.Myparty@mm」(シマンテック)、「W32/myparty@MM」(ネットワークアソシエイツ、ソースネクスト)。 
 ウイルス対策ソフトを手がける各社はWORM_MYPARTY.Aを検出できるパターンファイルを1月27日から28日にかけて公開した。もっとも、ウイルスの発見から被害の拡大までの期間が短かったためか、環境によってはウイルスを検出できないケースなども見つかっており、改めて対応パターンファイルを公開しているメーカーもある。パターンファイルのアップデートはこまめに行なったほうがよいだろう。 
 トレンドマイクロによれば、同社に寄せられたWORM_MYPARTY.Aの感染報告は1月28日18時の時点で日本、韓国、米国の合計が30件、日本だけでは1月29日9時の時点で8件だという。また、同社は1月28日、WORM_MYPARTY.Aの駆除ツール「FIX_MYPARTY ver 1.00」を公開した。ワームのプロセスを停止させ、ワームファイルを削除、再感染を防ぐ免疫処理を施すプログラムで、Webサイトから無償でダウンロードできる。対応OSは、Windows XP/Me/9x/2000/NT4.0。 
 
□関連記事「メールで広がるウイルス「WORM_MYPARTY.A」の感染が拡大中」 
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/28/myparty.htm 
□トレンドマイクロ 
http://www.trendmicro.co.jp/ 
□WORM_MYPARTY.A情報 
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_MYPARTY.A□シマンテック 
http://www.symantec.co.jp/ 
□W32.Myparty@mm情報 
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.myparty%40mm.html 
□ネットワークアソシエイツ 
http://www.nai.com/japan/ 
□W32/Myparty@MM情報 
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virM.asp?v=W32/Myparty@MM 
□ソースネクスト マカフィーシリーズ 
http://www.sourcenext.com/mcafee/ 
□W32/Myparty@MM情報 
http://www.sourcenext.com/mcafee/020128.html 
(笠井 康伸) 
2002/01/29 13:26
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