Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
【Click Here!】
IPA、「不正アクセス届出状況」を発表、46%がワーム

2001年 不正アクセス届出状況
出典 IPAセキュリティセンター

 情報処理振興事業協会(IPA)は、2001年1月から12月までの不正アクセス届出データを集計して発表した。それによると届出件数は550件で、前年の3.8倍まで上昇した。

 このうち、実際に被害を受けたものは7割程度となっており、2001年はSadmaind/IIS、CodeRed、Nimdaなどの既知のセキュリティホールを悪用したワーム感染・形跡によるものが全体の46%にのぼっている。

 被害内容についてはWebサーバーの書き換えが最も多く46%、そのうちワームに関するものに限定すると37%となる。Webサーバーの書き換えに続くのがファイルの書き換えで10%となっている。その他が28%となり、ほかにもさまざな被害を受けていることがわかる。

 また、被害原因の「古いバージョン、パッチ未導入など」が65%という事態を受けて、IPAでは「基本的な(既知の)対策をとっていれば被害を未然に防げた」とセキュリティ対策の不備を指摘している。


□ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20020201/01all.htm
□関連記事「IPAとソフォス、12月度のウイルスについてまとめ」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/08/ipa-sop.htm
□IPAセキュリティセンター
http://www.ipa.go.jp/security/

正田拓也
2002/02/01 17:38

Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.