マイクロ総合研究所は、CPUに日立のSH-4 167MHzを搭載することで同社従来製品と比較して2倍以上のスループットを実現したルータ「NetGenesis SuperOPT50」を発表した。発売開始は2月中旬の予定で標準価格はオープン。実売価格は2万4800円前後の見込み。
マイクロ総研によれば、WAN-LAN間のスループットはFTPを使用した計測でダウンロード時は約57Mbps、アップロード時は約55Mbpsを記録。これはFTPサーバーにWindows 2000 Server、AMD Athlon 1.1GHz、クライアントにはWindows 2000 Server、Pentium 4 1.3GHzを搭載したPCを使用して測定したもの。FTP関連のソフトにはWindows 2000 Serverに付属しているものを使用している。
インターフェイスはWAN側が10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側が10BASE-T/100BASE-TX×4ポートのスイッチングハブを搭載。LAN側のポートは、すべてストレートとクロスケーブルを自動認識するAuto MDI/MDI-X対応となっている。
PPPoEやDHCPに対応しているほか、IPフィルタリングやDMZ HOST機能、使用頻度の高いドメイン名とIPアドレスを登録できるEasyDNS機能などをサポートしている。なお、NetGenesis SuperOPT50もPPTPには対応していない。
マイクロ総研によれば、同社の従来製品であるNetGenesis OPTの販売は継続する。すでにNetGenesis OPTは実売価格が1万3000円から1万4000円程度となっており、1万円程度の価格差があるものの高速なSuperOPT50をラインナップに加えることで、幅広いユーザー層に販売していく考えだ。
本体サイズ(幅×奥×高)は48×200×175mm、重量は約550g、消費電力は最大で約13W。Webブラウザによる設定画面の動作が確認されているOSは、Windows XP/Me/98SE/98/95/2000/NT4.0およびMacOS 7.6.1以降、Solaris 2.6 SPARC、RedHat Linux 6.1J、Turbo Linux 6.0J。
□ニュースリリース
http://www.mrl.co.jp/news/release/pr_mr-nwgopt50.htm
□関連記事「【製品レビュー】マイクロ総合研究所 NetGenesis OPT」
http://bb.watch.impress.co.jp/review/2001/08/24/netgen/index.htm
□マイクロ総合研究所
http://www.mrl.co.jp/
(笠井 康伸)
2002/02/01 16:27
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