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ハイウエスト、スループットを前面LEDで表示する高速ルータ

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PBR005の前面に配置されたスループットを表示するLED
前面パネル。中央やや右側にスループット表示用のLEDが配置されている
背面パネル。左から電源プラグ、WANポート、LANポート×4が並ぶ
 ハイウエスト・ブレインネットは、1月11日に発表していたルータ「PBR005」のスペックを発売前に変更。WAN-LAN間のスループットをリアルタイムに前面LEDで表示する機能を追加して2月1日より発売する。標準価格はオープンだが、実売価格は1万2800円前後の見込み。

 PBR005は、CPUにARM9の高速タイプを採用。さらにファームウェアをチューンナップすることで、ロングパケットによる測定値で65Mbps(ハイウエストによる実測値)を実現した。当初の発表では3000台限定で1月30日より発売される予定だった。

 しかし、製品発表直後に販売店からのオーダーが集中し、発売前の時点でバックオーダーが5000台を超えてしまったという。このため限定発売を中止し、通常製品として2月1日に発売することにした。さらにスループットの前面LEDによる表示という付加価値を追加することで、価格やスループット以外の点でも他社製品との違いを打ち出すことにしたという。

 スループットを表示するLEDは、ルータの前面に4つ配置されている。ルータの設定画面には「最大回線速度」を設定する項目があり、ここで設定した値と現在のスループットをもとにLEDの点灯状況が変化する。具体的には、現在のスループットが設定速度の10%未満の場合は無点灯、10~20%のときは1つ、20~40%で2つ、40~80%で3つ、80%以上で4つのLEDが点灯する。

 つまり最大下り8MbpsのADSL回線で使用する場合には、最大回線速度を8Mbpsに設定することで、スループットが6.4Mbps以上の場合は4つ、3.2~6.4Mbpsのときは3つといった具合にLEDが点灯する。表示は毎秒更新されるため、アクセス先などによってもリアルタイムに変化する。

 計測するスループットは、WAN側から入力しNAT変換などを通してLAN側から出力したパケットの数。つまり、下りのパケット数となる。将来的には、数値によるスループットの表示などにも対応したいという。また、同社のほかのルータ製品にもユーザーの反応を見きわめて導入を検討していく。

 ハイウエストによれば、PBR005で導入したルータのスループット表示機能で特許を出願中だという。一目で現在のスループットがわかるようにするというアイディアと、パケット数をカウントしてLEDに表示するという方式が対象だ。

 なお、スループット表示機能が追加された点以外にスペックの変更はない。インターフェイスはWAN側が10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側が10BASE-T/100BASE-TX×4ポート。IN/OUT双方向のパケットフィルタリングや、複数の固定IPが利用できるマルチNAT、PPPoE接続先複数登録機能などをサポートしている。

 今後については、まずファームウェアのアップデートでWindows Messengerの音声やビデオチャットを利用できるようにする。続いてUniversal Plug & Playに対応させる計画だ。


□ニュースリリース
http://www.persol-jp.com/seihin/seihin/0201_005.html
□関連記事「ハイウエスト、コンシューマ向けでは最速となる低価格ルータ「PBR005」」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/11/pbr005.htm
□PBRシリーズ製品情報
http://www.persol-jp.com/

笠井 康伸
2002/02/01 11:44

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