沖電気工業は、通信事業者向けのFTTH用メディアコンバータ4機種を発売した。一般家庭で使用するものから事業者側に設置するものまでラインナップされている。価格は個別の見積もりとなり公表していない。

　今回、発売されたのは一般家庭で使用することを想定した「単体型メディアコンバータ（BBM1000A）」、通信事業者が局舎内や屋外に設置する「集合型メディアコンバータ（BBM3016A/D）」「レイヤ2スイッチ内蔵集合型メディアコンバータ（BBM4116A/D）」「屋外設置型レイヤ2スイッチ（BBM4012A）」。

　沖電気によれば、具体的な価格は公表していないものの、今回発売された製品を使用することでレイヤ2スイッチとメディアコンバータを組み合わせて使用する場合と比較して、より低価格なネットワークの構築が可能だという。また、集合型メディアコンバータは1Uサイズで16ポートの収容が可能で、さらに屋外設置型レイヤ2スイッチと組み合わせることで最大で192加入者まで対応できる。

　初年度の販売目標は単体型メディアコンバータが10万台、そのほかの製品が合計で8000台。すでに、FTTHサービスを提供・計画している通信事業者と販売交渉を進めているという。

□ニュースリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2002/02/z01110.html
□沖電気
http://www.oki.com/

（笠井 康伸）
2002/02/05 15:10