プラネックスコミュニケーションズは、WAN-LAN間の実効スループットが約23Mbpsの無線LAN機能を搭載したルータ「BLW-03」を発売した。標準価格はオープンだが、同社の通販サイト「PCI Direct」での販売価格は2万7800円。
BLW-03は、IEEE802.11b規格に対応した最大データ転送速度11Mbpsの無線LAN機能を搭載。有線ポートとしてLAN側に10BASE-T/100BASE-TX×3ポートのスイッチングハブも搭載しており、ネットワーク環境に応じて有線と無線を使い分けることができる。なお、BLW-03用の無線LANカードは同梱されているが、クライアント用は別途用意する必要がある。
WAN-LAN間で有線ポートを使用した場合の実効スループットは、プラネックスによれば22.75Mbps。NATを有効にした状態でFTPを用いてファイル転送を行なった場合の実測値だという。
WAN側のインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×1ポート。LAN側は3ポートで、全ポートがケーブルのストレート・クロスを自動認識するAuto MDI/MDI-Xに対応している。PPPoEやDHCPをサポートしており、ADSLやCATVインターネットなどで利用が可能だ。
LAN側の特定のポートに接続した1台のPCをインターネット(WAN側)からアクセスできるようにするDMZ機能や、TCP/UDPの特定ポート番号ごとにLAN側のPCを割り当てられるローカルサーバー機能をサポートしている。ローカルサーバー機能を使用することで、たとえばインターネットからFTPプロトコルでのアクセスが届くと、LAN側の特定のPCへ転送するといった運用が可能になる。BLW-03では、あらかじめポートを使用するアプリケーションとしてDNS、Finger、FTP、Gopher、SMTP/POP3、News、Telnet、Web(HTTP)、Whoisが登録されている。
無線部分は、11/5.5、2、1Mbpsによる通信をサポート。セキュリティ関連ではMACアドレスフィルタリングや40/128bitのWEP機能が利用できる。アンテナにはダイバシティ方式を採用、通信距離は11Mbpsで最大30m。
本体サイズ(幅×奥×高)は240×120×35mm、重量460g、消費電力は最大で7.2Wとなる。
□ニュースリリース
http://www.planex.co.jp/brl-01/blw-03.htm
□プラネックスコミュニケーションズ
http://www.planex.co.jp/
(笠井 康伸)
2002/02/06 11:58
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