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CTC、米nCUBEのMPEG-2対応ストリーミングサーバー「n4」の取り扱いを開始

ストリーミングサーバー「n4」の実機
セットトップボックス(画面下部)を利用したデモの様子
 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は、米nCUBEが開発したMPEG-2対応ストリーミングサーバー「n4」の販売を開始する。1台あたりの参考価格帯は600~700万円だが、3月以降の販売開始時に正式な製品価格体系を明らかにする予定。

 nCUBEは1983年に創業。ストリーミング配信の専業メーカーとして活動しており、イギリスや韓国、北米のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスへのシステム納入実績がある。なお同社会長は米オラクルCEOのラリー・エリソン。

 今回取り扱いを開始する「n4」は無停止稼働を前提としたサーバーで、コンテンツ配信ビジネスに耐えうるよう、システムの段階的増強や集中型ないし分散型サーバー構成にも対応することが可能。最小構成時の配信能力は、1Mbps帯域で100アクセス同時処理が可能な100Mbpsとなっており、最大時には120Gbpsにまで設定できる。

 またこの製品はPC向けに限らず、利用者側に専用端末を用意すればインターネットを経由してテレビ向けにVODサービスも提供できる。CTCとnCUBEではセットトップボックスやゲーム機を専用端末として利用できるよう、家電メーカーやゲーム機メーカーと具体的な交渉を行なっていく計画だ。

 VODはアメリカなどで、1990年代初頭より実際のサービスなどを行なっていたが、ブロードバンド環境が未整備なこともあり普及はしなかった。しかしコンテンツ供給者の認知が進んだことや、違法コピー防止技術の発展にともない、普及を阻害する要因が薄れつつあるという。


□伊藤忠テクノサイエンス
http://www.ctc-g.co.jp/
□nCUBE
http://www.ncube.com/

森田 秀一
2002/02/06 15:17

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