イー・アクセスは、Windows Messengerから使用できるPC to Phoneサービス(インターネット電話)を本日より開始すると発表した。もっとも安いコースの場合、全国一律3分10円で通話ができる。
今回、開始されるPC to Phoneサービスは、インターネットに接続されたPCを使用するインターネット電話。PCに接続したマイクやスピーカーなどを使用して通話を行なう。クライアントソフトには、Windows Messenger 4.5以上もしくはMSN Messenger 4.5以上を利用する。対応OSは、Windows XP/Me/98/95/2000/NT4.0で、MacOSにはMessenger 4.5が提供されていないため対応していない。
通話品質は、イー・アクセスによれば「携帯電話以上」。通話には120~150kbps程度の帯域を利用するため、アナログモデムやISDN回線による利用は通話品質確保の点から推奨していないという。また、利用するPCにはグローバルIPが割り当てられている必要があるほか、ルータなどによるNAT環境では利用できない場合がある。なお、ユーザーのネットワーク環境でサービスが利用できるかどうかは、PC to Phoneサービスの申し込み時に自動でチェックが行なわれる。
料金の支払いには、後払いとなるポストペイドコースと前払いとなるプリペイドコースが用意されている。月額基本料は、ポストペイドコースの場合は400円で、プリペイドコースは無料。ただし、プリペイドコースは国内通話料金が全国一律で3分20円となるなど、ポストペイドコースと比較して高めに設定されている。初期費用は、いずれのコースもかからない。国際通話も可能だが、現時点では携帯電話やPHSへの通話はサポートしていない。支払いにはクレジットカードを利用する。
プリペイドコースを利用する場合には、事前にチャージを行なう必要がある。チャージの単位として500円と1000円が用意されており、500円の場合有効期間は60日、1000円では120日。また、1000円のチャージを行なうと50円のプレミアが付き1050円分の通話が行なえる。追加でチャージを行なった場合には有効期限も追加されるが上限は180日まで。残額の上限も1万円までに設定されている。
すでにアナウンスされていたとおり、サービスの開始とあわせて国内通話が最大15分無料で利用できる「お試しキャンペーン」や「月額基本料無料キャンペーン」「ヘッドセットプレゼントキャンペーン」が実施される。
□ニュースリリース
http://www.eaccess.net/jp/press/2002/pr020214.html
□関連記事「イー・アクセス、PC to Phoneサービスの料金体系を発表、国内は3分10円」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/02/04/phone.htm
□インターネット電話(イー・アクセス)
http://www.iptel.jp/jp/index.html
□イー・アクセス
http://www.eaccess.net/
(笠井 康伸)
2002/02/14 16:37
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