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下りで最大42MbpsのCATVモデムが実現へ

 CATVインターネットで使用するCATVモデムに関するITU(国際電気通信連合)勧告に、最大で下り42.192Mbpsでの通信が可能な変調方式を追加する日本の改定案が2月16日に正式に発効される見込みとなった。

 総務省によれば、2001年12月3日から7日まで開催されたITU-T SG9(第9研究委員会)において、CATVモデムの変調方式に下りで256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、上りに16QAMを追加することを日本が提案していたという。

 これにより、ITI-T勧告J.112が定めるCATVモデムの仕様では、下りの変調方式として64QAMと256QAMが採用され、伝送速度は31.644Mbpsと42.192Mbps、使用する周波数帯域は90~770MHzとなる。上りはQPSK(Quaternary Phase Shift Keying)と16QAMで、伝送速度は最大9.216Mbps、周波数帯域は10~55MHz。

 総務省は、今後の予定として2月下旬に社団法人日本CATV技術協会で国内民間規格を改訂、夏ごろにはメーカーが対応CATVモデムを製品化すると見込んでいる。


□ケーブルテレビ網での超高速インターネットの実現へ(総務省)
http://www.mha.go.jp/s-news/2002/020215_2.html

笠井 康伸
2002/02/15 20:01

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