NTTデータとIMAGICAは、ブロードバンド向けなどのデジタルコンテンツビジネス支援事業を行なう新会社「ソリッド・エクスチェンジ」を設立した。4月1日より営業を開始する。
NTTデータによれば、ブロードバンドの普及にともない多様なデジタルコンテンツの流通が可能になったものの、ユーザーが満足できる良質かつ豊富なコンテンツが不足しているという。こういったコンテンツの不足を解消するために、既存のアナログコンテンツのデジタル化を推進する新会社を設立した。
ソリッド・エクスチェンジでは、アナログコンテンツを所有者や配信事業者のニーズにあわせた形でコンテンツをデジタル化したり、ブロードバンド向けの情報を付加するなどの編集支援を提供する。タイトルや著作権者などの情報を管理したり、作成したコンテンツの一時保管や、コンテンツ販売用Webサイトの制作・運用も行なうという。
また、映画などの高額なコンテンツは配信事業者単独では買い付けが難しい場合があるため、ソリッド・エクスチェンジが複数の希望事業者を集め、共同でコンテンツを調達するための仲介なども行なう。
新会社の設立は2月19日で、営業の開始は4月1日から。社長にはNTTデータの加藤治彦氏が就任する。資本金は4億9000万円で、NTTデータが63.3%、IMAGICAが36.7%の出資を行なう。初年度の売り上げ目標は7億9000万円。
□ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2002/021900.html
(笠井 康伸)
2002/02/19 18:41
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