日本テレコムは、長野県塩尻市で光ファイバとP-MP無線アクセス、2.4GHz帯の無線LANを組み合わせたインターネット接続実験を2月から開始すると発表した。
塩尻市では、すでに市役所や小中学校など40カ所を結ぶ光ファイバによるネットワークが構築されている。日本テレコムは、26GHz帯を利用するP-MP無線の基地局を塩尻市役所に設置。ここから半径約1km圏内にある5つの市関連施設の中継局までを無線で結ぶ。市関連施設には無線LANのアクセスポイントが設置してあり、これを利用して一般ユーザーは無線でインターネットに接続することになる。1つの無線LANエリア内の実験参加モニターは10ユーザー程度になるという。
日本テレコムによれば、ADSLが急速な普及を見せているものの地方都市では収容局から加入者宅までの距離が遠かったり、メタル回線の品質が悪いなどの理由からADSLサービスの提供が難しい。こういったエリアで有効な接続手段を検証するために、今回の実証実験を行なうという。
□ニュースリリース
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/nr020219_b_fs.html
□日本テレコム
http://www.japan-telecom.co.jp/
（笠井 康伸）
2002/02/19 17:38
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