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CentreCOM RG107TX（左）とCentreCOM RG203TX（右）

　アライドテレシスは、イーサネットとTELポートを装備したVoIP対応ゲートウェイ「CentreCOM RG203TX」を発売した。VoIPのプロトコルとしてSIPに対応した「CentreCOM RG203TX-SIP」とH.323に対応した「CentreCOM RG203TX-H323」の2種類に分かれており、価格はいずれも3万9800円。すでに受注を開始しており、通信事業者、プロバイダ、システムインテグレータ向けに販売する。

　「CentreCOM RG203TX」をVoIP端末として使う場合には、ネットワークに接続した上で、一般の電話機をTELポートに接続する。

　TELポートは2つとアナログ公衆回線に接続するLINEポートを装備している。また、LINEポートにアナログ公衆回線を接続すれば、停電時などに自動的に切り替えたり、番号によってアナログ公衆回線経由で電話をかけることも可能になる。

　音声コーデックはG.711およびG.723.1に対応し、10BASE-T/100BASE-TX×4ポートのスイッチングハブを搭載する。また、VoIPでの良質な音声のやりとりに欠かせないQoS機能により電話品質を高めることもできる。

　設定用のシリアルポートを装備しているほか、SNMPに対応し通信事業者側から機器の状態を管理するといった事業者向けの機能も装備している。

　本体のサイズ（幅×奥×高）は200×150×48mmで電源は本体に内蔵し、ACアダプタは必要ない。重さは約540g。消費電力は平均で7.7W。

　また、同時にVoIP機能を省いてポート数を増やした「CentreCOM RG107TX」（2万9800円）も発売された。WAN側1ポート、LAN側7ポートの10BASE-T/100BASE-TXのスイッチングハブで、SNMPに対応し、通信事業者側からユーザー宅に設置された「CentreCOM RG107TX」を集中管理することができる。

□ニュースリリース
http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2002/020220_2.html
□アライドテレシス
http://www.allied-telesis.co.jp/

（正田拓也）
2002/02/20 16:49