DTIは2001年度第3四半期（2001年10月1日～12月31日）の業績を発表した。それによると、売上は14億2500万円と、前四半期の15億1800万円から9200万円減少しているものの、経常利益では、前四半期の2億6200万円から2億1100万円と赤字が5100万円減少した。

　売上が悪化した原因としては、Yahoo! BBの参入によるADSLサービスの価格低下や、ユーザーのダイヤルアップから低価格ADSLサービスへの移行、8Mサービスの投入遅れなどを挙げている。

　同社では2001年12月に「Super Broad Band ISP」というアンデンティティを掲げ、国内のバックボーンをギガビットレベルに移行することや、コンテンツデリバリーネットワーク「Dream-CDN」の開始といった取り組みを始める。また、松下電器が運営する「hi-ho」とのインフラ・サポートの共用化も収益改善のひとつという。

□関連記事「DTI、コンテンツ配信システム Dream-CDN」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/28/dticdn.htm
□関連記事「松下のhi-hoと三菱のDTIがISP事業で提携」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/12/25/hi-ho.htm
□IR情報・財務指標（DTI）
http://www.dti.ad.jp/company/ir/finance.html
□DTI
http://www.dti.ad.jp/

（正田拓也）
2002/02/25 14:04