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【IP.net】ジェピコ、最大通信速度840Mbpsの無線LANブリッジ

実機の展示はなくパネルでの説明のみだった「Tsunami480」
 ジェビコは、通信速度が送受信で最大840Mbpsとなる超高速無線LANブリッジ「Tsunami480」を参考出展した。日本での発売は法整備の関係で未定だが、法人向けにビル間通信などの用途で売り込んでいきたいという。

 Tsunami480は、通信速度が送信、受信ともに420Mbps。送受信を同時に行なえるため、最大通信速度は840Mbpsになる。具体的な技術は明らかにしていないものの、独自の変調方式を採用することでこの速度を実現した。通信可能な距離も米国での実績では出力が10mWで4.5kmになるという。有線側のインターフェイスには光ファイバを使用する1000BASE-SX(SC)を採用している。

 おもな用途は企業がビル間を高速回線で接続したい場合など。もっともこの製品は通信用の周波数帯域として5.25~5.35GHzと5.725~5.827GHzを使用するため、現在の日本の法律では屋外で利用できない。ジェピコによれば、日本での法整備を待って発売する計画だという。なお、価格は現在検討中だが、700万円程度を見込んでいる。

 このほかに、ジュビコは802.11a規格に対応した無線LAN製品の発売を計画していることも明らかにした。展示会には出展されていなかったものの、4月から5月の発表、6月の発売開始を予定しており、価格は無線LANカードとアクセスポイントのセットで7万から8万円程度を考えているという。

笠井 康伸
2002/02/27 21:34

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