メルコは、無線LAN接続に対応したWebカメラ「WLC-CAM11G」を発売する。4月中旬の出荷予定で、価格は9万8000円。

　「WLC-CAM11G」はカメラにWebサーバーを内蔵しているため、単体で設置すればネットワーク内のパソコンのWebブラウザなどから画像を閲覧できる。IEEE802.11bの無線LANに対応しているため、LANケーブルの制約にとらわれずさまざまな場所へ設置が可能。128bitのWEPにより無線LANの電波を第三者が傍受しても盗み見される恐れは低い。

　カメラ部は30万画素で、640×480、320×240、160×120の解像度で24ビットカラーで出力でき、画像形式はモーションJPEG方式となる。本体には無線LANのほか、10BASE-T/100BASE-TX×1の有線LANポートも搭載する。サイズ（幅×奥×高）は153×90×175mmで重さは370g、電源は付属のACアダプタを使用し消費電力は6.5Wとなる。

　本体の設定はWindows XP/Me/98/2000に対応する付属のツール「IP View」を使って行なう。また、「IP View」を使ったパソコンからは、画面分割モニタなどの機能を使うことや、カメラ画像を閲覧したパソコンのIPアドレス管理もできる。将来的にはモニタリング画像をハードディスクに録画する機能も備える予定。

　なお、インターネット側から撮影画像を見る場合には、本体に固定のグローバルIPアドレスが割り振られていること必須条件であるという。

□ニュースリリース
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2001/057_1.html
□メルコ
http://www.melcoinc.co.jp/

（正田拓也）
2002/02/27 21:38