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【IP.net】東京電力のFTTH月額料金、「一般論でいうと、1万円を切れれば……」

東京電力常務取締役の築山宗之氏
 神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催中のイベント「IP.net」で、東京電力常務取締役の築山宗之氏が講演を行ない、同社の通信分野への取り組みが紹介された。東電の通信事業といえば、3月末から開始されるFTTH事業に期待が集まっているが、具体的な価格帯などに踏み込んだ目新しい内容までは、残念ながら触れられなかった。

 築山氏の説明によると、東電のFTTH事業のビジネスモデルは、エンドユーザーに直接サービスを提供するものではなく、ISP向けにFTTH回線およびブロードバンドコンテンツを卸売りするものだ。ユーザー料金は、インターネット接続料とブロードバンドコンテンツ利用料を合わせて、各ISP側で設定・徴収する形となる。

 したがって、月額料金はISPごとに多少異なってくるものの、やはりその価格帯は「(先行他社と比較して)あまり高くない料金」を目指しているという。とはいえ、「FTTHは“厳しい”事業」だとしており、「あくまでも一般論でいうと」と前置きしたうえでだが、「1万円を切れれば……」という水準が示されるにとどまった。

 さて、サービスインまであと1カ月となり、どのISPが東電のFTTHを採用してくるか大いに気になるところだが、今のところ、大手数社が前向きに検討しているとしか伝えられていない。ただし、東京都内で27日に開かれたISP向けのFTTH事業説明会には、「約100人弱の方にお出でいただいた」(築山氏)というから、それ以外のISPの関心も高そうだ。サービスインに向けて今後、ISP各社からの発表があるものと思われる。


□関連記事「東京電力に第1種電気通信事業の許可、3月31日事業開始」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/02/08/tepco1.htm
□IP.net JAPAN 2002
http://www.ric.co.jp/expo/ip2002/

永沢 茂
2002/02/28 22:42

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