ルートテクノロジーは、複数の固定IPアドレスやMSN Messengerによる音声チャットなどに対応したルータ「CAS2040」用のベータ版ファームウェアVer6.00(β)を公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
新しいファームウェアで改良されたのは、PPPoE接続で複数のプロファイル(アカウント)が設定・保持できるようになった点や、複数の固定IPアドレス・LAN型PPPoEサービスへの対応、MSN Messengerの音声チャットが利用できるようになった点など。
このほかにも最大パケット数の手動変更機能やダイナミックDNSへの対応、設定情報の保存機能といった強化も行なわれている。
また、1つ前のファームウェアであるVer5.00で仕様が一部変更されたバーチャルサーバー機能についても見直しされた。Ver5.00では、バーチャルサーバー機能を有効にした状態で、ルータ(WANポート)に割り当てられたグローバルIPアドレスにLAN側のPCからアクセスした場合、CAS2040の設定画面が表示されていた。これがVer6.00(β)ではバーチャルサーバーで設定したポート(PC)にアクセスするように変更されている。
□CAS2040用のファームウェア(ダウンロードできる)
http://luno.routetech.co.jp/download/casfirm.html
□ルータ「CAS2040」の製品情報(ルートテクノロジー)
http://luno.routetech.co.jp/product/cas.html
□ルートテクノロジー
http://www.routetech.co.jp
(笠井 康伸)
2002/03/13 15:58
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