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NTT、電話回線の線路距離長や伝送損失値が調べられるWebサイト

 NTT東日本およびNTT西日本は、収容局からユーザー宅までの電話回線の長さやDSL信号の劣化度合いを調べられる「電話回線の線路情報」ページをWebサイト上で公開する。3月15日以降に順次サービスを提供予定で、ユーザーは無料で利用できる。

 調べられるのは、ユーザー宅から収容局までの回線の長さとなる「線路距離長(m)」と、DSL信号の劣化度合いを示す「伝送損失値(dB)」。これまでもADSL事業者などが収容局からユーザー宅までの直線距離や道なり距離を調べられるWebページを公開していた。しかし、今回、NTTが公開する線路情報ページでは、机上での計算値になるものの、実際に回線が敷設されている線路をベースに計算されるためより正確な値が表示される。

 サービスの利用は無料。ただし利用できるのは月曜から土曜の8時から24時まで。これ以外の時間帯は、システムのメンテナンスを行なっており利用できない。提供開始は、NTT東日本の全エリアが3月15日の8時から。NTT西日本のエリアは、関西・北陸・四国が3月15日、東海が3月18日、中国・九州が3月25日(いずれも8時から)となる。

 Webページは、NTT東日本、NTT西日本でそれぞれ用意される。アクセスするとシステムへのログイン画面が表示されるため、ここでログインボタンを押し、続いて電話番号を市外局番から入力し実行ボタンを押せば結果が表示される。

 NTT東日本によれば、たとえば線路情報をもとにADSLの8Mサービスを導入したほうが1.5Mより高いスループットを期待できるか判断する場合には、線路距離長が3500m以下、伝送損失値が45dB以下が目安になるという。また、ADSL回線が不安定な場合などでADSL事業者に相談する場合にも、線路距離長や伝送損失値を利用してほしいとしている。


□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0203/020314.html
□電話回線の線路情報(NTT東日本、3月15日以降にアクセスできる)
http://www.ntt-east.co.jp/line-info/
□電話回線の線路情報(NTT西日本、3月15日以降にアクセスできる)
http://www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_index.html

笠井 康伸
2002/03/14 19:36

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