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TE4126CSVのプロトタイプ |
住友電気工業は、ルータタイプのADSLモデムに、IP電話サービス用ターミナルアダプタ機能を内蔵した「TE4126CSV」を開発した。発売時期などは未定。
「TE4126CSV」は、ルータタイプのADSLモデムにIP電話機能を持たせたもの。IP電話のプロトコルは、CATV局などで使っているクライアント・サーバー型の「MGCP」とWindows XPで使われるピア・ツー・ピア型の「SIP」に対応しているほか、ナンバーディスプレイに対応させるための日本独自の拡張も行なわれている。
本体は、ルータタイプADSLモデムと同様に、WAN側に電話網へのモジュラージャック、LAN側に4ポートのスイッチングハブを備える。また、オプションを使用してIEEE802.11b対応の無線LANのアクセスポイント機能も追加できる。ADSLモデム部はAnnexCの1.5M/8Mタイプの両方に対応している。IP電話を利用するための電話器はモジュラージャックに接続する。
住友電気工業では、「TE4126CSV」を用いて加入者回線部分をADSL回線を使ったIP網経由に置き換えることを想定しており、月あたり2~3万台の販売を見込んでいる。また、ADSLモデムを省略したIP電話用ターミナルアダプタだけの機能をもつ製品の商品化も検討しているという。
□住友電工
http://www.sei.co.jp/
(正田拓也)
2002/03/19 17:59
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