トレンドマイクロは、ウイルス検索エンジンver.6.150を3月28日午後から公開すると発表した。3月11日から公開しているver.6.100の不具合を解消したもの。対象は「ウイルスバスター2002」など。ActiveUpdate機能などでアップデートする。

　ver.6.150では、ネットワーク経由にてOffice文書を扱った場合に文書を開いたり閉じる処理に失敗したり、保存ができなくなる問題、ネットワーク経由で「COBOL」「VisualBasic」「Visual C++」などのコンパイル作業を行なった場合にモジュール作成に失敗する問題、メールソフトの動作が遅くなる問題、PDFファイル検索時にCPU負荷が大幅に上昇する問題などの修正を行なった。

　3月28日午後から更新の対象となるものは「ウイルスバスター2001」「ウイルスバスター2002」「ウイルスバスター コーポレートエディション」「ServerProtect ver. 5.x マルチドメインサーバ版」「ServerProtect ver. 5.x シングルサーバ版」「Trend Virus Control System ver. 1.」「InterScan for Lotus Notes（Windows NT版）」。公開後にActiveUpdate機能を使って更新した場合に自動でインストールされるが、「InterScan for Lotus Notes（Windows NT版）」だけは手動で更新する必要がある。

　なお、ほかの製品についても、順次アップデート情報を同社のWebサイトで公開する予定という。

□ウイルス検索エンジン ver.6.150公開に関するお知らせ
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=179
□関連記事「トレンドマイクロ、「ウイルスバスター2002」などをアップデート」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/03/11/tm6100.htm
□トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/

（正田拓也）
2002/03/27 14:26