スカイ・ファイバーは、第一種電気通信事業者として、近赤外線レーザーを使用した最大622Mbpsの高速サービス「ON-Wave OptiMesh(オン・ウェイブ・オプティメッシュ)の企業向け商用サービスを4月1日より正式にスタートする。光レーザー伝送技術を使用するサービスは日本で初という。
ON-Wave OptiMeshの料金は最低1.5Mbpsから最大622Mbpsまで、帯域ごとの定額となっており、1.5Mbps保証で月額9万7000円、100Mbpsで月額99万円。
On-Wave OptiMeshは、近赤外線レーザーを使い、最大622Mbpsまでの容量を500mの距離まで伝送するが、ひとつの送受信機が4本の回線でつながれており、回線断などの故障の心配が非常に少ないのが特長という。スカイ・ファイバーでは2001年から丸の内地区の5つのビルと東京大学本郷キャンパス内で検証実験を行なってきており、この検証結果を踏まえて商業展開を行なう。
また、同社では60ギガヘルツのミリ波を用いて最大1.2Gbpsの大容量を3~5km伝送できるNRD社のシステムも現在開発中で、2つのシステムを組み合わせることで、最適な無線ネットワークの構築が可能であるとしている。
□スカイ・ファイバー
http://www.skyfiber.co.jp/
(工藤ひろえ)
2002/04/01 17:01
|