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トレンドマイクロ発表のウイルス被害レポートでWORM_FBOUND.Cが2位に

 トレンドマイクロは、独自に集計を行なった3月度のウイルス感染被害統計を発表した。日本語件名のE-mail経由で感染活動を行なう「WORM_FBOUND.C」の被害件数が412件におよび、2位にランキングされている。

 被害報告件数1位は「WORM_BADTRANS.B」で770件。2月に引き続いての1位だが報告件数自体は1498件から770件に減少した。3位は「WORM_KLEZ」の298件で、4位に「JS_EXCEPTION.GEN」の188件、5位「MTX」の99件が続く。

 被害の急増した「WORM_FBOUND.C」は3月14日に新しく発見された。メールによる感染活動では、メール受取人のアドレスにjpドメインが含まれていると「こんにちは」「重要」などの日本語件名を設定する性質を持っている。文字化けを防ぐために2バイトコードを意識したプログラミングがなされており、珍しいウイルスだという。

 トレンドマイクロの担当者によれば、国内では件名に日本語がよく利用されていることもあり、つられて添付ファイルを開いてしまい感染するケースが多かったと見ている。すでに日本語件名が設定される亜種ウイルスが発見されており、引き続きの注意を喚起している。

 また3月には「VBS_VBSWG.D」が発見された。件名、本文がローマ字で記載されおり、画像を装った添付ファイルを開かせようとする。E-mail以外にIRCチャットを使って感染を試みるもので、トレンドマイクロはすでにパターンファイル252以降で対応済み。


□コンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(3月分)
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/report/mvr020403.asp
□関連記事「ウイルス「WORM_FBOUND.C」の感染被害が急拡大」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/03/15/virus.htm
□ウイルス「VBS_VBSWG.D」の情報(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=VBS_VBSWG.D
□トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/

森田 秀一
2002/04/03 16:03

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