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J-COM、商用化を視野に入れた光ファイバを使った接続実験

 ケーブルテレビのJ-COM Broadbandは、アットホームジャパン、ブロードネットマックスと共同で、光ファイバを使った接続の実験を東京都東村山市で行なうと発表した。実験期間は、4月中にはじまり7月までの予定。50軒ほどの実験家庭を対象にする。実験家庭の選択はこれから行なうとしており、J-COM Broadband側からユーザーに実験参加を依頼し、公募はしない方針という。

 J-COM BroadbandのCATV網は、すでに幹線は光同軸ケーブルで張り巡らされており、今回の実験は各家庭までの引き込みを既存の同軸ケーブルに加えて、光ファイバを併設する。メディアコンバーターなどの機器はブロードネットマックスから提供され、100Mbpsを活用したコンテンツはアットホームジャパンから提供される。

 J-COM Broadbandによれば、今回の実験はすぐに商用化につながるものではないとして、光ファイバを使ったネットワークサービスの開始時期は未定としている。現在の同軸ケーブルを使ったネットワークでも、25Mbps程度までの増速が可能で、現状のコンテンツでは十分だからだ。

 しかし、100Mbpsの回線が必要なコンテンツの登場時期は予測できず、ニーズの高まりがいつ訪れても対応できるように今回の実験に至ったという。

 今回の実験では、同軸ケーブルへの接続点であるノードから一般家庭まで光化する。ノードはユーザー宅から100m以内に置かれ、テレビ、ネット、電話などを1200から2400回線を収容しているもの。光ファイバの場合は1ノードあたり576回線の接続を提供できるという。

今回の実験におけるノードから各家庭までの接続イメージ


□J-COM
http://www.jcom.co.jp/
□ブロードネットマックス
http://www.bnmux.co.jp/
□アットホームジャパン
http://athome.jp.home.com/

正田拓也
2002/04/04 16:52

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