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シマンテック、3月度のウイルス被害ランキングを発表

 シマンテックは、3月度のウイルス被害ランキングを発表した。それによると国内の1位は前月と同じく「W32.Badtrans.B@mm」。日本語のタイトルの感染メールを送信する「W32.FBound.gen@mm」は4位となった。また、国内、世界ともに「W32.Klez.E@mm」の被害が高まっている。

 「W32.FBound.gen@mm」は、感染メールを送りつける際に、送信先のメールのアドレスの末尾が「.jp」の場合には、日本語の件名を付けることで話題になった。しかし、「W32.Badtrans.B@mm」などと違い、添付ファイルをユーザーが実行しないと感染しない。

 シマンテックは、こういった不正プログラムについては、注意ひとつで自己防衛することができるとして、「見知らぬ人からのメールは開かない」「知り合いからのメールであってもファイルが添付されている場合には十分に注意する」といった基本を徹底するように呼びかけている。

2002年3月の月間ウイルスランキング(国内)
順位ウイルス名今月の
件数
前月
順位
前月
順位比
種類
1 W32.Badtrans.B@mm 222 1 ワーム
2 W32.Klez.E@mm 185 5 ワーム/ウイルス
3 JS.Exception.Exploit 181 3 トロイの木馬
4 W32.FBound.gen@mm 152 - ワーム
5 W95.Hybris.worm 125 4 ワーム
6 W32.Gibe@mm 70 - トロイの木馬/ワーム
7 W32.Nimda 37 9 ワーム
8 Backdoor.Trojan 19 12 トロイの木馬
9 W32.Aliz.Worm 17 10 ワーム
10 W32.Magistr.39921@mm 13 43 ワーム/ウイルス


□関連記事「ウイルス WORM_FBOUND.C の感染被害が急拡大」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/03/15/virus.htm
□シマンテック
http://www.symantec.co.jp/

正田拓也
2002/04/05 13:32

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