トレンドマイクロは4月16日より、ウイルス「WORM_KLEZ.E」への対策方法などをまとめた専用対策Webサイトを開設した。感染活動に関する情報や具体的な駆除方法を掲載しており、無料で閲覧できる。
「WORM_KLEZ.E」は1月に発見されたウイルスだが、累計被害件数712件のうち390件が4月以降に報告されるなど被害が続いている。トレンドマイクロでは独自に発表している危険度指標を4月16日付で引き上げた。
「WORM_KLEZ.E」はメールの添付ファイルなどの形態で感染を広げるが、ウイルスメール送信者のアドレスを詐称して侵入元の特定を難しくさせたり、ウイルス対策ソフトに影響を与えるなどの特徴を持つ。また奇数月の6日に発病し、特定の拡張子を持つファイルを上書きして破壊することもある。
専用対策Webサイトでは5月6日が次回発病日であることなどから、ウイルスパターンファイルを最新のものに更新するなど十分な警戒を呼びかけている。
□ニュースリリース
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/news2002/worm_klez_e.asp
□関連記事「電子メールで感染するウイルスに新種「W32.Klez.E@mm」」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/24/klez.htm
□WORM_KLEZ.E対策Web
http://www.trendmicro.co.jp/klez/
□トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/
(森田 秀一)
2002/04/16 17:03
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