「Palladia」の製品イメージ画像

　米センティリアム・コミュニケーションズは4月16日より、1チップでADSLモデムとルータの機能を実現するチップセット「Palladia」ファミリーのメーカー向け製品出荷を開始した。価格は販売数量によって異なるが25～35ドル程度が1つの目安とされている。

　今回出荷が開始されたのは、経済性を追求したイーサネット、USBインターフェイス搭載製品「Palladia 100」と、無線LAN機能などにも対応する「Palladia 200」の2種類。いずれもファイアウォールなどのさまざまな付加機能をオプションで実現できる設計となっている。また企業向けにVPN機能などを強化したチップセット「Palladia 300」も発表されている。

　同社では、日本向けの出荷も開始しているが、具体的な出荷先については契約上の観点から明らかにしていない。なおセンティリアムでは、「Palladia」搭載製品の一般ユーザー向け販売は6カ月以内には始まると見ている。

□センティリアム・コミュニケーションズ
http://www.centillium.com/

（森田 秀一）
2002/04/16 13:21