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中部電力、秋に家庭向け低価格FTTH事業を開始

 中部電力は、2002年秋に名古屋市内で100MbpsのFTTHサービスを開始すると発表した。具体的な料金などは未定だが、ISPサービス込みで接続サービスを提供、月額1万円以下の料金とする予定だ。

 当初のサービスエリアは、中区、東区、中村区の一部を除く名古屋市内。中区、東区、中村区の一部は光ファイバの地中化が進んでいるため、工事に時間がかかり提供が遅れるという。2003年上期中には名古屋市の全域でサービスが提供され、5年後には10万世帯に普及させる考えだ。

 料金は「1万円を大きく下回る水準」(川口文夫社長)と説明されている。サービス提供形態はホールセール方式をとらず、中部電力がメールやヘルプデスクも含めたISP機能まで一括して提供する方式を予定している。

 なお、中部電力が事業参入を決定した理由は、ISPサービスにとどまらずに各種付加サービスの展開にも将来性があると判断したためという。映像や生活情報などのコンテンツ配信やIP電話の提供といったことも視野に入れている。

 今後、サービス開始に向けて、中部電力では総務省に対して第1種電気通信事業の許可申請を行なう。また、社内組織では電気事業と電気通信事業と組織上・経理上の区分を明確化するカンパニー制度を採用する計画である。


□ニュースリリース
http://www.chuden.co.jp/press/brief/2002/0423_01.html
□中部電力
http://www.chuden.co.jp/

正田拓也
2002/04/24 17:50

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