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ソフトバンクの孫正義社長 |
ソフトバンク・グループはYahoo! BBのADSL回線や無線LANアクセスポイントなどの機器、関連サービスを、全国の小中学校をはじめとした教育機関、公共施設に寄付すると発表した。6月下旬以降試験的に提供し、今夏をメドに全国の寄付希望施設へ順次導入を進める。
寄付として無料提供されるのは、Yahoo! BBを使ったADSL回線やIP電話サービス「BBフォン」とその関連機器など。全国約6万4000カ所の教育機関、図書館や公民館などの公共施設で、Yahoo! BBのサービスエリア内にある施設から段階的に提供する。
平均的な小中学校の場合、敷設済み電話回線が平均2本であることなどからYahoo! BBのADSL回線も2回線程度供与される見込み。大学など数千人単位の人間が所属する機関では、1000人に1回線の割合で用意するという。
寄付対象機関に所属する学生、職員らにはインターセット接続に必要なアカウント、電子メールアドレスを無料発行するので、各機関は原則的に費用負担なしでインターネット環境を構築できる。また無線LANインターネット接続サービス「Yahoo! BBモバイル」でもアカウントは流用可能となっており、学校外でもインターネット接続を利用できる。
寄付されるサービスは6年間に渡って継続提供する予定。7年目以降の提供も検討しているものの、サービス継続性やネットワーク環境の変動といった観点からあえて期限を設けたとしている。
記者発表の席上、ソフトバンクの孫正義社長は「アメリカ、韓国と比較して教室内のインターネット接続率は圧倒的に低い。この寄付によって100%を達成してほしい」と語った。
□ニュースリリース
http://www.softbank.co.jp/corpnews/fra_top.htm
□関連記事「ソフトバンク、無線LANサービス「Yahoo! BBモバイル」を発表」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/24/mobile.htm
□ソフトバンク
http://www.softbank.co.jp/
□Yahoo! BB
http://bbpromo.yahoo.co.jp/
□Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
(森田 秀一)
2002/04/24 18:24
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