株価情報をリアルタイムで表示するLycosマネーモーション

　ライコスジャパンは、独自の課金システム「Lycosポイント」を発表。このシステムを利用したリアルタイム株価情報サービスや有料コンテンツ「Lycosコミック」の提供を開始する。

　Lycosポイントは、ライコスが独自に開発したプリペイド方式の課金スキーム。クレジットカードやコンビニ決済、銀行振り込み、Web Moneyに対応しており、幅広いユーザー層が手軽に購入できる点をウリにしている。換算レートは1円1ポイントで、ポイント残高や利用履歴は「ポイント通帳」と呼ばれるシステムを利用することで参照できる。

　ライコスではLycosポイントを、同社の有料コンテンツや有料サービスの決済手段として利用するほか、さまざまな企業のポイントを相互に交換できるジー・ポイント・ネットワークへの参加も検討しているという。課金システムの具体的な売上目標などは明らかにしなかったが、来年度以降の目標値としてライコス全体の売上の中で2、3割を占める程度にしたいと説明した。

　あわせてLycosポイントを使用する有料サービス「Lycosマネーモーション」と有料コンテンツ「Lycosコミック」も発表された。

　Lycosマネーモーションは、株価情報をリアルタイムで表示するサービス。ライコスによれば、証券会社などが提供している情報サービスなどを除くと、無料で提供されている多くの株価情報サービスは20分程度遅れた相場情報が提供されているという。サービス開始は5月1日を予定しており、5月いっぱいは登録を行なえば無料だが、6月以降は月間900ポイント（Lycosポイント）で提供される。

　LycosコミックはActiveXベースの専用ビューアを使用するオンラインコミック。コミック1冊あたり100ポイントで、購入すると48時間の有効期限付きアクセス権が与えられる。サービス開始は4月30日を予定しており、コンテンツは第1弾として「サイボーグ009 全29巻」を用意する。コンテンツはできるだけ早い時期に1万冊、1000タイトル程度を目標に拡充していく計画だ。

□ジー・ポイント・ネットワーク
http://www.gpoint.co.jp/
□ライコスジャパン
http://www.lycos.co.jp/

（笠井 康伸）
2002/04/24 18:19