トレンドマイクロは、5月10日に新種ウイルス「PE_PADANIA.1335（パダニア）」の発見を報告した。危険度は「低」だが、日本でも数件の感染被害が報告されており、注意が必要だという。

　「PE_PADANIA.1335」は、単純なファイル感染型ウイルスで、単体でのメールやネットワークによる感染はなく、感染した場合もウイルスが活動しないことがあるという。また、ファイルコピーやレジストリの改変なども行なわないため、危険度は「低」とされている。しかし現在のところ「WORM_KLEZ.H」に「PE_PADANIA.1335」が感染しているケースが多く検出されており、広範囲に渡って感染する可能性があるため注意が必要だという。

　トレンドマイクロはPE_PADANIA.1335についてパターンファイル277以降で対応しており、自社のWebサイトで詳細情報を提供している。

囗ウイルスデータベース
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=PE_PADANIA.1335
囗関連記事「KLEZウイルスの亜種「WORM_KLEZ.G」が発生」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/18/klez-g.htm
囗クレズ対策Web
http://www.trendmicro.co.jp/klez/
囗トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/05/10 20:08