アライドテレシスは、ブロードバンドルータ「CentreCOM AR230E」に新ファームウェア「Ver.2.0.0」を提供開始した。ステートフル・パケット・インスペクション型のファイアウォール機能などのセキュリティ機能やいくつかの新機能を追加したもの。

　新ファームウェアでは、セッション単位のパケットの整合性をチェックするステートフル・パケット・インスペクション型のファイアウォール機能と、Smurf、Ping of Death、Fragment attack、ip spoofing、Syn floodなどの攻撃を検出する機能が装備された。

　それ以外では、複数グローバルIP固定割り当てへの対応、セッションキープアライブや複数アカウントの登録などといったPPPoEの機能拡張が行なわれた。また、LAN側に接続したパソコンからNetMeetingが利用できるようになった。

　新ファームウェアは同社のWebサイトからダウンロードできるが、その際にはAR230Eの底面にあるシリアルナンバーを入力する必要がある。6月下旬からは、新ファームウェアを搭載した製品が出荷される予定という。

　「CentreCOM AR230E」はアライドテレシスのほか、NTT東日本およびNTT西日本から「Web Caster AR230」として販売されているブロードバンドルータ。メーカー計測値で40.4Mbpsのスループット性能を持つ。

□ニュースリリース
http://www.allied-telesis.co.jp/info/news/2002/020513.html
□アライドテレシス
http://www.allied-telesis.co.jp/index.html

（正田拓也）
2002/05/13 14:44