日本IBMは、IEEE802.11aに対応した無線LANカードを6月5日より発売する。標準価格は2万4000円。

　この無線LANカードは、5月14日に発表されたIBMのノート型PC「ThinkPad T30」の周辺機器として用意されたもの。IEEE 802.11aに準拠したIntelの無線LAN技術を採用、最大54Mbpsでの通信が可能となっている。本体サイズは54×114×5mm（幅×奥行×厚）、重量は43g、対応OSはWindows XP/2000。セキュリティ面では64/128bitのWEPに対応している。

　無線LANカードの発売と同時に、IEEE 802.11aに対応したIntelの無線LANアクセスポイント「PRO/Wireless 5000 LAN Access Point」の発売も行なっていく。5月14日発売開始で、標準価格は9万9800円。

　ThinkPad T30は、CPUにPentium 4を搭載したA4サイズのノート型PC。今回発表された6機種がすべてIEEE 802.11bに対応した無線LANを内蔵している。うち2機種はCisco製の無線LANを内蔵しており、Cisco製のLEAPプロトコル（Lightweight Extensible Authentication Protocol）を利用してユーザー認証を行ない、よりセキュリティの高い利用が可能だという。

囗ニュースリリース
http://www.ibm.com/news/jp/2002/05/05141.html
囗日本IBM
http://www.ibm.com/jp/

（甲斐祐樹）
2002/05/14 20:12