NTT東日本は、フレッツシリーズユーザーを対象とした無線LANサービス「Mフレッツ」(仮称)のデモを行なった。IEEE 802.11bに準拠し、セキュリティ対策としてUSBポートに接続する認証キーを用いることが特徴となっている。
Mフレッツは、フレッツシリーズのユーザーが定額・高速のインターネット通信を外出先で行ない、メールチェックやWebの閲覧、オフィスへのアクセスも想定したサービス。利用にあたっては、USBポートに接続する固有のIDが書き込まれた認証キーを必要とし、これがないとアクセスできない仕組みとした。説明員によれば、データの盗用を防ぐため、無線通信部分については暗号化が施されているという。
利用事例では、「ホスト側」となる無線アクセスポイントを設置する店舗などでは、「来客に対する付加価値(アクセスポイント)」を提供することで集客力アップが図れることをアピール。こうした展示から、アクセスポイント整備はNTT東日本の手によるものだけではなく、店舗側の負担によるアクセスポイントの増加を期待していく方針も伺える。
なお、今回展示されたMフレッツはあくまで参考出展という位置付けのため、エリア展開と協力企業、提供時期、提供料金などは未定として明らかにされなかった。
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Mフレッツの展示 |
Mフレッツのサービスイメージ |
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Mフレッツのアクセスに必要な認証キー。USBポートに差し込んで使用する |
展示されたアクセスポイント。メルコ製の802.11a対応機と思われる機材も |
□ビジネスシヨウ2002 TOKYO
http://bs.noma.or.jp/
□フレッツシリーズ(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/flets/index_f.html
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
(正田拓也)
2002/05/21 17:58
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