マイクロ総合研究所(以下マイクロ総研)は5月24日より、実効スループット最大44Mbpsのルータ「NetGenesis OPT-R」を発売する。オープンプライスだが、直販サイト「MRダイレクト」での販売価格は1万4800円。
「NetGenesis OPT-R」はCPUに東芝の「TMPR3927AF(133MHz)」を採用、スループットはテスターを使った測定時に最大44Mbpsを記録している。またマイクロ総研の試験環境を使ったFTP転送テストでも最大36Mbpsを計測した。
本体には10BASE-T/100BASE-TXインターフェイスをWAN側に1ポート、LAN側に4ポート装備する。Uplinkポートも1つ用意されている。本体サイズは288×143×30mm(幅×奥行×高)、重量は約800g。
ソフトウェア面での機能としては、複数固定グローバルIPアドレス利用に対応した。新たに用意された「unnumberd機能」もしくは「複数固定IPアドレス変換機能」を使うことで最大16個の固定グローバルIPアドレスを運用できる。
「unnumberd機能」を利用することで、LAN側の端末に4/8/16個の固定グローバルIPアドレスを直接割り当てることができる。ただし、unnumberd機能利用時にはルータのIPアドレス変換機能は無効になる。「複数固定IPアドレス変換機能」は、複数の固定グローバルIPアドレスをLAN内の複数ローカルIPアドレスへ変換、IPマスカレードする機能。こちらは1/2/4/8/16個の固定IPアドレスを処理できる。
またその他の機能では、従来機種でベータ版提供中だったVPN(PPTPスルー)機能を正式にサポートした。Universal Plug and Play(UPnP)への対応は現在検討中だが、具体的な提供時期については未定としている。
なお旧機種の「NetGenesis OPT」はすでに生産を終了しているが、マイクロ総研では近日中に「NetGenesis OPT-R」と同等のソフトウェア機能を実現するファームウェアをリリースする予定だ。
□ニュースリリース
http://www.mrl.co.jp/news/release/pr_mr-nwgoptr.htm
□NetGenesis OPT-R
http://www.mrl.co.jp/catalog/nw/mr-nwgoptr.htm
□マイクロ総合研究所
http://www.mrl.co.jp/
(森田 秀一)
2002/05/21 17:45
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