Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
【Click Here!】
総務省、平成13年「通信利用動向調査」の結果を発表

 総務省は、平成13年「通信利用動向調査」の概要を5月21日に発表した。調査は、全国の20歳以上の世帯主のいる3845世帯、従業員5人以上の3537事業所、従業員100人以上の企業1783社を対象に平成13年11月1日に行なわれたもの。

 調査によると、2001年末のインターネット利用者は5593万人で、前年に比べて885万人の増加、人口普及率は44%に達したという。また、世帯普及率は60.5%、事業所普及率は68%、企業普及率では97.6%とほぼ100%に達している。

 性別で見たインターネットの利用状況では、男性の53%、女性の40.6%がインターネットを利用している。世代別では13~19歳の72.8%ともっとも高く、年齢が高くなるにつれ数字が低くなり、60~64歳では19.2%になっている。10代の数値がきわめて高いのは、携帯電話やPHSを利用したインターネットの利用も含まれるためであると思われる。

 普段インターネットを利用する環境では、小学生が学校であるほかはほとんどの世代で家庭での利用率が1番となっている。職場での利用率は20代以降増え、30~39代の46.2%がもっとも高い。

 インターネットの接続方法ではダイヤルアップ接続が47.2%と全体の半分近くを占めるが、前年と比べると8.2%の減少となっている一方で、ブロードバンド回線が前年の6.9%から14.9%に増加している。

 将来受けてみたいサービスとしては、自宅では在宅しながらの健康相談や診断、外出先では場所特有の情報サービスがそれぞれ40%近くを占め、自宅の2位であるビデオオンデマンドサービス、外出先の2位であるTV電話サービスの2倍近い値となっている。

 企業におけるLANの整備状況では、85.5%の企業がすでに構築している。また、外部から企業内LANに接続可能な企業は42.8%となり、前年の26.1%から急激に伸びていることがうかがえる。

 国別の調査では、日本のインターネット利用者数は5593万人で、米国の1億6614万人に次いで高い数字を誇るが、人口普及率では44%で、第16位となっている。普及率の1位はスウェーデンの64.7%。

 なお、この調査の詳細は5月下旬に「情報通信統計データベース」に掲載される予定。


囗平成13年「通信利用動向調査」の結果
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020521_1.html
囗情報通信統計データベース
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/
囗総務省
http://www.soumu.go.jp/

甲斐祐樹
2002/05/21 21:31

Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.