NTT東日本およびNTT西日本は加入電話等の契約者数を公表した。それによると2001年度末時点でのNTT東西の加入電話は5073万契約で、前年に対して135万契約の減少となったものの、前年の336万契約減に比べ減少傾向が緩和された。

　東西別に見ていくと、加入電話ではNTT東日本は2565万契約で前年比2.7％減、NTT西日本は2508万契約で2.5％減となっている。ISDNでは、NTT東日本が585万契約で前年比2.7％増となったが、さらに前年が43.5％増となっていたのに対して急激にブレーキがかかったことになる。この傾向はNTT西日本でも同様で2001年度は530万契約で4.0％増だが、2000年度は前年比48.8％増だった。

　ブロードバンドの普及が進み手軽にADSL接続をするためには加入電話（アナログ）回線を共用する方法が有利。今回のNTT東西の発表は、ISDNから加入電話へのシフトが起こっていることを証明した結果となった。

□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0205/020531.html
http://www.ntt-west.co.jp/news/0205/020531.html
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
□NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/

（正田拓也）
2002/05/31 18:16