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集合VDSL装置「VH-50BOX12S」(左)と単体VDSL装置「VH-50E」(右) |
NTT西日本は、ホテルや集合住宅で既存の電話配線を利用して下り最大51.2Mbps、上り最大6.4Mbpsの通信が可能なVDSL装置「VH-50」の販売を開始する。6月12日より販売開始し、集合VDSL装置「VH-50BOX12S」が49万円、各室に配置する単体VDSL装置「VH-50E」が1台4万2000円となる。
VDSLはホテルや集合住宅などにおいて、既存の電話線に電話とデータを同時に乗せて通信を行なうシステム。「VH-50BOX12S」のWAN側はBフレッツなどに接続し、VDSL側は既存の電話用の配線に接続する。各室の電話端子には「VH-50E」を接続し、10BASE-T/100BASE-TXのインターフェイスからパソコンに接続する。また、ISDNを使っている部屋に対しては、オプションのスプリッタを用いて対応することもできる。
「VH-50」の性能は、300mまでは下り51.2Mbps、上り6.4Mbpsの通信が可能。1kmまでは下り20Mbps、上り2.5Mbpsの通信が可能。また、300mまでは上下とも28.8Mbps、1kmまでは13Mbpsに設定もできる。
「VH-50BOX12S」は「VH-50E」を12台まで接続できるが、「VH-50BOX12S」を最大8台まで増設することによって、12台を超えるシステムも構築できる。また、セキュリティ機能としてVLAN機能を搭載している。接続されたポート間を別々のLANとすることができ、ポート間のセキュリティを確保できる。
□ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0206/020605b.html
□NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/
(正田拓也)
2002/06/05 20:34
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