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松下、IEEE 802.11bの無線LANで制御するワイヤレス液晶プロジェクター

 松下電器産業は、業務用の液晶プロジェクター「シリウスJr.」シリーズに、無線LAN機能とSDメモリーカードスロットを搭載した「TH-L730NT」を発表した。6月20日に発売予定で価格は64万8000円。ショッピングサイト「PanaSense」では、抽選で10台をパソコン用無線LANカードをセットにして35万円でモニター販売する。

 「TH-L730NT」はIEEE 802.11bの無線LAN機能を内蔵し、ワイヤレスで投影するデータの送信や制御を行なうことができる液晶プロジェクター。プロジェクターとプレゼンテーターのパソコン間のケーブルをなくすことができ、より効率的にプレゼンテーションなどを行なうことが可能になる。

 データを送信するパソコンには、無線LANカードと「ワイヤレスマネージャーVer.2.0」をインストールし、その場でパソコンの画面をキャプチャーした静止画をプロジェクターに送信する。

 キャプチャーする画面は全画面、アクティブウインドウ、選択範囲も可能。あらかじめ設定したシナリオ通りに投影することや、アプリケーションにスライドの編集機能も持っている。さらに、Microsoft PowerPointの静止画像データへの変換ソフト「イージークリエイター」も付属する。

 プロジェクター本体の制御もワイヤレスで接続したパソコンのWebブラウザで行なうことができる。スタンバイ状態からの起動や停止、入力の切り替え、状態確認、SDメモリーカードの操作などが行なえる。また、SDメモリーカードを用いたパソコンレスのプレゼンテーションも可能だ。

 本体には無線LANカードを装着するPCカードスロットを搭載し、専用の無線LANカードが1枚と、8MBのSDメモリーカードが同梱される。パソコン用にはオプションとして「TW-CDWL1」が用意される。制御に用いるパソコンの対応OSはWindows XP/Me/98/2000となっている。

 「TH-L730NT」のプロジェクターとしての性能は、XGA(1024×768ドット)の解像度を持ち、圧縮表示ではU-XGA(1600×1200ドット)までをサポートする。また、輝度は2200ANSIルーメンの性能を持つ。

 また、「TH-L730NT」と同時に無線LANおよびSDメモリーカードスロットのない「TH-L720」(59万8000円)、解像度がSVGAとなった「TH-L520」(49万8000円)も同時に発表された。


□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020604-1/jn020604-1.html
□業務用プロジェクター(松下電器)
http://www.panasonic.co.jp/tsd/
□PanaSense
http://www.sense.panasonic.co.jp/

正田拓也
2002/06/05 13:20

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