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クロスビームネットワークス、DOCSIS 2.0に準拠したケーブルモデムシステム

 クロスビームネットワークスは「ケーブルテレビ2002」において、DOCSIS 2.0に準拠した米Terayonのケーブルモデムシステムを展示した。DOCSIS 2.0は、DOCSIS 1.1に対して上りの通信速度を最大で30Mbpsに高めたもの。

 DOCSISはアメリカのCATVプロバイダの業界団体MCNS(Multimedia Cable Network System)が推進するもので、1.1でIP電話などに有効なQoSをサポートし、最大で下り30Mbps、上り10Mbpsの通信速度を持つ。2.0では、上りのデータの変調方式にS-CDMAとA-TDMAを採用し、上りも下りなみの30Mbpsの通信速度を持たせた。

 今回展示されたものは、各家庭に置かれるケーブルモデム「TJ735」のほか、センター側のシステムとなる「BW3500」。展示では、大量の「TJ735」を接続し、同時にデータのアップロードを行ない、30Mbpsの通信速度を出すデモを行なっていた。

 「BW3500」はDOCSIS 2.0をサポートし、チップレベルでS-CDMAとA-TDMAの両方式に対応するように設計されている。そのほか、オプションでTMC(Terayon Management Center)という管理ツールも用意されている。

 ケーブルモデムの「TJ735」もDOSSIS 1.1および2.0に対応。パソコン側のインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TXポートによるイーサネット接続とUSB接続に対応した。本体サイズは40×170×142mm(幅×奥行×高)となっている。同時に「TJ735」に相当するモデムにVoIPユニットを搭載した「TA102」も出品し、IP電話への対応もアピールしていた。

 クロスビームによれば、まもなくフィールドテストを開始し、早ければ夏か秋頃にDOCSIS 2.0を採用したサービスが始まる可能性もあるという。

Terayon BW3500(ラック)とモデムのTJ735。実際の稼働させていた。 ケーブルモデムのTJ735。 TJ735にVoIP機能をもたせたTA102


□クロスビームネットワークス
http://www.xbeam.co.jp/
□Terayon
http://www.terayon.com/
□ケーブルテレビ 2002
http://www.catv-f.com/

正田拓也
2002/06/12 20:31

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