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ソニー、動画配信代行サービス「MediaStage」

連絡先:
bit-driveインフォメーションセンター
Tel: 0570-006-006
03-5475-5441(携帯電話、PHS)



通信サービス事業部コンテンツプラットフォーム部 川井担当部長
 ソニーは、企業向けの動画配信代行サービス「MediaStage」を7月より開始する。料金は動画ファイルの時間単位で課金され、「5Hエントリーパック」の場合5時間までで6万円。

 MediaStageは、法人向けのブロードバンドサービス「bit-drive」の一環として提供されるもの。コンテンツを所有する事業者などに対し、エンコードから配信までを一括して代行する。コンテンツ配信のためのネットワークを提供するCDN事業者や携帯電話キャリア各社と提携することで、配信先が複数であってもMediaStageで一括してコンテンツ配信を行なうことが可能。

 MediaStageのサービスは、動画コンテンツのエンコードを行なう「リモートエンコーディングサービス」、CDN事業者や携帯事業者のサーバーにコンテンツを設定する「デリバリーパートナープログラム」の2種類で構成される。リモートエンコーディングサービスでは該当のコンテンツをMPEG2またはAVI形式でサーバーに転送した後、配信帯域やフォーマットなどの設定をWEBブラウザで行なうことができる。デリバリーパートナープログラムはリモートエンコードサービスと連携して自動で配信を行なうことが可能。また、特定の事業者のみに配信する、ADSL回線のみに配信するといった細やかな設定も可能になっている。

 配信形式はWindows Media、Real、QuickTime形式およびソニーのMotion Viewerに対応するほか、NTTドコモのFOMAで採用されているpacket videoやiモーション、auのezmovieといった携帯電話のメディア形式にも対応を予定している。ソニーでは、動画配信をパソコンだけに限定するのではなく、携帯電話なども対象にすることで、固定とモバイルのシームレスな融合を図っていきたいとしている。

 料金は配信帯域の違いに関わらず、エンコードを行なったファイルの時間単位で課金し、5時間まで6万円の「5Hエントリーパック」、10時間まで11万円の「10Hエントリーパック」、100時間まで90万円の「100Hパック料金」などのコースが用意されている。課金対象は1ファイルごとで、同じソースを3種類のフォーマットにエンコードした場合はそれぞれのファイルに対して課金される。なお、素材となるファイルをアップロードするまでは課金の対象外。また、初期費用として3万円が別途必要となる。

 ソニーの通信サービス事業部コンテンツプラットフォーム部の川井担当部長は、MediaStageを利用することで時間を大幅に削減できると説明、2種類のフォーマットをそれぞれ3帯域でエンコード、計6種類のファイルを作成した場合、従来のサービスよりも10分の1の時間で行なうことができるとコメントした。また、ブロードバンド=パソコンという図式ではなく、幅広いユーザー層に向けてブロードバンドサービスを提供していきたいと述べた。

エンコード方法 MediaStage設定画面


囗ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200206/02-026/
囗bit-drive
http://www.bit-drive.ne.jp/
囗ソニー
http://www.sony.co.jp/

甲斐祐樹
2002/06/13 21:21

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